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【山梨県公立高校】入試の出題傾向や学習ポイント分析

著者小泉健人

最終更新日:2025-09-13

投稿日:2025-09-13

  • 高校入試について

この記事の目次

こんにちは!山梨と東京で個別指導の学習塾を運営しているSEED進学会の小泉です。
この記事では、山梨県公立高校の入試問題について、過去10年間分のデータを基に、出題傾向や学習ポイントを解説します。限られた残り時間で効率よく対策を行えるように、山梨県公立高校入試について知る手助けになれば幸いです。

数学

出題傾向

出題内容2016201720182019202020212022202320242025


数の性質
数・式の計算
因数分解
平方根


一次方程式
二次方程式
不等式
方程式の応用

一次関数
二次関数
比例関数
グラフ

角度
合同・相似
三平方の定理
円の性質
面積
体積
証明
作図
動点

|
場合の数
確率
資料の散らばり
標本調査



図形と関数
図形と確率
関数と確率

内容と学習ポイント

大問1

毎年6問からなる小問集合で、出題傾向としては、数・式の計算、平方根のみで形成されることが多いです。平方根は1,2問で、ほとんどは正負の数や文字式の四則演算です。もっとも点数の取りやすい単元であり、正負の数の四則や累乗、文字式の乗除と分数の計算を練習することで対策出来ます。

大問2

5問程度からなる小問集合です。大問1とは異なり、幅広い分野から出題されますが、基本を問う問題がほとんどです。頻出単元は、方程式(一次・連立・二次)、角度、作図、関数の4単元であり、毎年高確率で出題されます。残りの問題は年度により異なりますが、ここ数年はデータの整理から出題されることが多くなっております。

大問3,4

文章問題形式で出題されます。毎年出題内容が異なるので最も予想し辛い大問となります。直近数年間で既出の内容は、一次関数、連立方程式、資料の整理、確率などです。その中でも、一次関数は出題頻度が高いので、最も優先的に対策すべき単元と言えましょう。また最近の傾向としては、箱ひげ図や度数分布表などのデータの整理から出題されることが多くなっています。

大問5

高確率で二次関数が出題されます。同時に平面図形が出題される年度もありますが、直近2年は二次関数のみとなっております。関数の中の直線や図形問題といった混合問題として出題されます。最終問題は正答率20%以下の難問となっている場合があります。

大問6

2025年度は珍しく平面図形がメインの出題形式でしたが、必ず図形問題、とりわけ高確率で空間図形が出題されます。全体的に正答率が少ない難問が多く、最終問題は正答率1%以下の年度もあるほどです。

まとめ

毎年必ず出題されるのは、関数、図形問題です。関数は一次関数・二次関数共に毎年出題されております。図形問題は平面図形・空間図形共に出題されており、作図や証明という比較的対策しやすい内容から、合同・相似を利用した線分比や体積問題など、正答率の低い難問もあります。自身のレベルに合わせて対策する問題を選定しましょう。また、近年はデータの整理が出題頻度が高いです。度数分布表や箱ひげ図は大問として大々的に出題されているので、優先的に対策が必要です。

得意不得意が分かれる科目ですが、出題形式が予想しやすく、対策しやすい科目となっております。本記事で挙げた出題形式を基に、単元に優先度をつけて対策しましょう。

英語

出題傾向

出題内容2016201720182019202020212022202320242025




絵・図などを用いた問題
英語の質問に答える問題
英語によるメモ・要約文
日本語で答える問題
書き取り



語句補充
文の挿入・並べ替え
語句の解釈・指示語
英問英答
日本語で答える問題
内容真偽
絵・図などを用いた問題
メモ・手紙などを用いた問題
英文和訳
和文英訳
自由作文

時制
助動詞
名詞・冠詞・代名詞
形容詞・副詞
不定詞
動名詞
目的語と補語
比較
受け身
現在完了
付加疑問文
間接疑問文
前置詞
接続詞
分詞
関係代名詞
感嘆文
仮定法

内容と学習ポイント

大問1,2,3

最初の大問3つは、必ずリスニングが出題されます。リスニングは10~15分程で、約30点分をリスニング問題が締めます。全体的にに正答率が高く、特に大問1の問題1、問題2は95%を超える年度もあります。大問1は絵を見て答える問題が多く、会話の中に出てきた単語に関連した絵が選択肢として出題されます。単語だけを聞き取るのではなく、会話文の流れを最低限理解できれば解けるようにできています。大問2は説明文を聞いてメモを完成させる問題、大問3は説明文を聞いてその内容に関しての英語の質問に答える問題です。大問1と違い長い説明文を基に答える内容になりますので、メモを取ったり、事前に設問を見ておくなどのテクニックが求められます。

大問4,5

毎年必ず長文問題が2問出題されます。大問4では、複数人での会話文が出題されます。穴埋め問題や英文作成問題がメインとなっており、数年前は並べ替え問題も出題されていましたが、直近数年は単語のヒントを基に、文章に即した英文を作成する形式で出題されています。会話文なので比較的に内容は理解しやすく、文法や熟語、会話表現などをどれだけ理解しているかが問われます。大問5では、スピーチ原稿などを読み、その内容に答える選択問題が主な出題形式です。文章の内容を問われるので、全体を包括的に理解する力が求められます。そして最終問題は必ず作文問題があります。文の数ではなく、35語~50語という文字数指定の形式で出題されます。

まとめ

何年も変わらず、リスニングと2つの長文問題という形式で出題されています。得点の鍵となるのは長文読解力です。文法や単語の知識も重要ですが、その上で長文慣れすることが最も必要です。読むスピードを身に付けて、分からない単語が出てきてもある程度は頭の中で文章を補完できる読解力を身に付けましょう。

国語

出題傾向

出題内容2016201720182019202020212022202320242025




漢字の読み書き
漢字の画数・部首
語句の意味
同義語・対義語
熟語
慣用句
仮名遣い
主題・表題
情景・心情
内容吟味
文脈把握
段落・文章構成
指示語
接続語
脱文・脱語補充
作文
品詞・用法
敬語
古文の口語訳
古文の表現技法
書写





論説文
記録文
小説・物語
随筆・日記
和歌(短歌)
俳句
古文
漢文
会話・議論

内容と学習ポイント

大問1

必ず漢字の読み書きが各5問出題されます。それに加え、敬語や漢文・語句や漢字の画数など、様々な問題が1問出題されます。漢字は毎年正答率が高いので、落としたくない大問です。

大問2

最近はスピーチや議論の内容が掲載されて、それについて答える問題が主流です。原稿や議論の内容を読み、相手に伝わりやすい伝え方や、具体的に伝える方法などを考えます。問題集などが最も少ない内容なので、学校の授業の内容をしっかり理解しておく必要があります。

大問3,5

大問5と順番が変わる場合がありますが、論説文か物語・随筆文が出題されます。論説文は、指示語や文脈の内容を選択肢から答えるか、記述式で答える問題が中心です。物語・随筆文では、登場人物の心情や言動の理由を問う問題が中心です。大問5には必ず作文問題が出題されます。240字以内で具体的な経験を踏まえて記述する形式は毎年同じなので、過去問を用いて書き方の練習をすることで対策が可能です。

大問4

古文の問題が出題されます。ここで漢文も1問出題されることもあります。現代仮名遣いを問われたり、本文の内容を問う問題が毎年出されています。高校入試では単語や文法をすべて把握する必要はありません。古文の長文問題を解く際に、現代語訳をすべて読み、どのように訳しているのかを感覚で覚えるだけで大体の内容は把握できるようになります。

まとめ

国語は全教科の中で最も平均点が高い科目です。漢字や現代文などは普段から触れているので、特に活字に多く触れている人は勉強時間が少なくても解けてしまえる問題が多いからです。だからそこ苦手な人はしっかり対策しないと不利になります。点数のメインである現代文は、文章読解力を鍛えなくても、コツをつかむだけで解けるようになります。例えば選択問題は、2択まで絞れる問題が多いので、消去法で解くと正答率が上がります。書き抜き問題は、問われている下線部の前後や、問題文に出てきている単語を問題文から探し、その前後から探すと見つけやすくなります。

理科

出題傾向

出題内容2016201720182019202020212022202320242025



身の回りの物質と性質
気体の発生とその性質
水溶液
状態変化
力のはたらき
光と音
物質の成り立ち
化学変化・酸化と還元
化学変化と物質の質量
電流
磁界
水溶液とイオン
中和と塩
化学変化と電池
力のつり合いと合成
力と物体の運動
力学的エネルギー
エネルギーとその変換



生物の観察と分類
植物の特徴と分類
動物の特徴と分類
地層・岩石
火山
地震
地層
生物と細胞
植物の体のつくり
動物の体のつくり
気象と圧力
天気の変化
日本の気象
生物の成長と生殖
遺伝の規則性
生物の種類
天体
太陽系
自然界のつながり

内容と学習ポイント

理科は大問ごとに傾向があるわけでなく、内容も順番もランダムに出題されます。しかし出題頻度には差があり、基本的には出題頻度が高い単元を優先的に対策しましょう。上記の出題傾向の表を基にすると、際頻出単元は気象と圧力で9回出題されています。次いで化学変化・酸化と還元動物の体のしくみが7回出題されています。以上の単元は最優先で対策しましょう。また、昨年と一昨年に2年連続出題されている単元も注意が必要です。電流化学変化と電池天気の変化などの単元がそれにあたります。逆に、力のはたらき、動物の特徴と分類、生物の種類などは10年間で1度しか出題されていないので、来年出題される確率は比較的に低いと言えます。

社会

出題傾向

出題内容2016201720182019202020212022202320242025




地形図
日本の国土・気候
人口・都市
農林水産業
工業
交通・通信
資源・エネルギー
貿易
世界の暮らし・宗教
世界の地形・気候
世界の人口・都市
世界の産業
世界の交通・貿易
世界の資源・エネルギー
地理総合




旧石器時代から弥生時代
古墳時代から平安時代
鎌倉・室町時代
安土桃山・江戸時代
明治時代から現代
政治・法律
経済・社会・技術
文化・宗教・教育
外交
世界の政治・社会・経済
世界の文化史
歴史総合




憲法
国の政治の仕組み
民主主義
地方自治
国民生活・社会保障
経済一般
財政・消費生活
公害・環境問題
国際社会との関わり

内容と学習ポイント

大問1

地理分野が出題されます。地形図を基に国土や気候の読み取り表を基に農林水産業や工業を読み取る問題が主に出題されます。大問の中でも3つの小問に分かれており、そのうちの1つは世界の地理問題になります。

大問2

歴史分野が出題されます。地図や資料を基に出題される問題や、年表を基にその年代に起こったことを問う問題などが出題されます。出題傾向表から分かる通り、旧石器時代から弥生時代を除き、幅広い年代から出題されます。特に3つに分かれた小問の内、最後の小問では年表を基に問う問題が出題される為、出来事の内容だけでなく、起こった年代も併せて覚える必要があります。

大問3

公民分野が出題されます。三権分立や国会・行政・裁判のそれぞれの役割の関する内容市場や為替を中心とした経済・財政についての問題が頻出です。また、市民の意見や地方自治体の方針から考えられる問題点や考え方をまとめる記述問題が出題されます。記述問題は、ただ用語を覚えるだけでは対応できないので、それらから現代社会に与える影響まで頭に入れておく必要があります。

大問4

総合問題となります。地理・歴史・公民すべてから出題されます。その年問題となった時事問題を基本の問いかけとして、そこから関連した内容を問われる形式ですが、時事内容を理解していないと解けないわけではないので、受験対策として時事問題を対策する必要はありません。

まとめ

出題傾向表から分かる通り、各単元より満遍なく出題されます。しかしその分、他の科目に比べて選択問題が多くなっているので、基本の内容をしっかり把握しておくことで解くことができる問題が多いです。まずは地理であれば地域ごとの特徴、歴史であれば歴史的出来事の内容と年代、公民であれば社会や経済の仕組をしっかり復習しましょう。

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この記事を書いた人

小泉健人

SEED進学会西八王子校の教室長。大学生のころから教育に携わり続けて 14 年。現在も教育の最前線で教鞭をとっており、日々生徒と向き合い続けております。今までの経験から培った受験情報や学習方法を発信しておりますので、少しでもお子様の勉強にお悩みの皆様のお力になれたら幸いです。

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