こんにちは!山梨と東京で個別指導の学習塾を運営しているSEED進学会の小泉です。
この記事では、山梨県甲府市にある甲府工業高校の偏差値や入試対策についてご紹介します。甲府工業高校は県内でも数少ない専門高校の1つであり、職業に必要な知識や技術を学ぶこともできます。その為、卒業生の約6割が就職しており、進学実績では大学進学が約2割、専門学校への進学が約2割という比率です。設置学科は「機械科」「電気科」「電子科」「建築科」「土木科」の5学科があり、希望の職種や進路先に合わせてより専門的な内容を学べます。 部活動においては、全員入部制なので運動部と文化部ともに多くの生徒が所属しており、特に運動部が盛んで、野球部は甲子園出場経験を持っています。
甲府工業高校の偏差値と合格点の目安

甲府工業高校は、機械科、電気科、電子科、建築科、土木科があります。偏差値と合格点の目安は以下の通りです。
学科 | 偏差値 | 合格点 |
---|---|---|
電子科 | 51 | 280 |
建築科 | 49 | 270 |
電気科 | 48 | 265 |
機械科 | 46 | 255 |
土木科 | 46 | 255 |
※上記の数字は、合格者の点数を基にしたB判定相当(合格率60%~80%)の点数となります。年度により変動しますので、目安としてご覧ください。
甲府工業高校のコース紹介
機械科
産業機器、自動車、ロボット、民生品など生活を豊かにするための「ものづくり」に必要な知識、技術・技能を身につけ、将来これらの幅広い分野で活躍できる人材を育成する学科。
電気科
電気基礎理論、電力送配電、電気機器制御、太陽光・風力発電技術などについて幅広く学び、電気工事士などの資格を取得し、電力関連企業や各種メーカーの生産設備の管理技術者として活躍できる人材を育成する学科。
電子科
コンピュータ、ロボット、携帯電話、テレビなどを構成する電子回路やソフトウェア及びコンピュータネットワークなどの通信について基本的なことを学び、これらの応用品の製造・検査の分野で活躍できる人材を育成する学科。
建築科
住宅から高層建築まで、様々な建築物の設計方法や造り方を学習し、将来この分野で活躍できる人材を育成する学科。
土木科
道路・鉄道・トンネル・橋・ダムなどの構造物を建設するための設計と測量を学習 し、将来この分野で活躍できる人材を育成する学科。
甲府工業高校の進路実績
進路先 | 2023 | 2022 |
---|---|---|
大学 | 43 | 36 |
短期大学/大学校 | 4 | 2 |
専門学校 | 62 | 49 |
就職 | 145 | 166 |
県内国公立の山梨大学の工学部、工業大学や電機大学などの私立大学への進路実績があります。就職に関しましては、県内への就職が6割以上を締めます。高校で学んだ知識を生かし、電機メーカーや建設業、県庁や市役所の土木職、電気職などを中心に、多岐に渡る業種への就職実績があります。
甲府工業高校の入試情報
前期募集選抜方法
工業科A
工業の分野に関して学習意欲があるとともに、行動が良好で、将来の目的を明確に持ち、入学後も各科の活動において中心的な活躍が期待できる者や、ものづくりに興味・関心が高く、理工系大学への進学や将来の工業技術者を目指す者(機械科・電気科・電子科では本校専攻科創造工学科への進学を目指す者も含む)
工業科B
部活動に関する体育的な活動または文化的な活動において顕著な成績をあげ、入学後も積極的、継続的にその活動を続ける意志の強い者
【参考:甲府工業の部活動】
体育局:陸上・駅伝、バスケットボール(男)、サッカー(男)、 バレーボール(男)、卓球(男)、ソフトテニス(男)、ラグビー(男)、 ハンドボール(男)、バドミントン(男)、新体操(男)、柔道、 剣道(男)、弓道、自転車、山岳、 ボクシング、空手(男)、テニス(男)、野球(男)
学芸局:美術、写真、吹奏楽、茶道、ギター、機械技術、情報システム、 建築研究、ハングル語研究、無線、放送、応援
面接
実施のねらい
本校及び志望学科を志望する動機と興味・関心、学習意欲、入学後の高校生活への意欲、将来の希望や特技等を確かめる。
実施形態等
集団面接 / 15分程度
検査比重
工業科A
調査書 | 面接 | 所見 | 特色検査 | 特技 |
50 | 20 | 10 | 20 | – |
工業科B
調査書 | 面接 | 所見 | 特色検査 | 特技 |
50 | 20 | 10 | – | 20 |
後期募集選抜方法
学力検査
検査日:2025年3月5日(水)
選抜方法
- 調査書の記録及び学力検査または追検査の成績を総合判定し、選抜する。
- 判定に当たっては、調査書の記録と学力検査または追検査の成績を同等に扱う。
応募倍率
2025年募集人数
機械科
募集人数:80
前期枠:50%以内
電気科
募集人数:80
前期枠:50%以内
電子科
募集人数:40
前期枠:40%以内
建築科
募集人数:40
前期枠:50%以内
土木科
募集人数:40
前期枠:50%以内
前期募集
学科 | 2024 | 2023 | 2022 |
---|---|---|---|
機械科 | 1.00 | 1.00 | 1.00 |
電気科 | 1.23 | 1.00 | 1.05 |
電子科 | 1.00 | 1.00 | 1.20 |
建築科 | 1.00 | 1.00 | 1.00 |
土木科 | 1.08 | 1.10 | 1.10 |
後期募集
学科 | 2024 | 2023 | 2022 |
---|---|---|---|
機械科 | 1.15 | 0.70 | 0.70 |
電気科 | 1.23 | 0.80 | 1.03 |
電子科 | 1.10 | 0.71 | 1.17 |
建築科 | 0.91 | 0.86 | 0.73 |
土木科 | 1.35 | 0.60 | 0.85 |
参考:https://www.kofu-th.ed.jp/entrance/ , https://czemi.benesse.ne.jp/open/nyushi/exam/19/rate/index_ka.html
以上が入試の詳細となります。
前期試験では工業科Aが学業における成績優良者の選抜方式、工業科Bがスポーツや芸術における成績優良者の選抜方式となってます。
スポーツ推薦である工業科Bの特徴として、県内の高校に比べ調査書の配点が高い傾向にあります。部活動の成績が優秀でも、学業の成績も重視されているということなので、工業科Bでの応募を考えられている方は、部活動だけでなく3年間の成績も意識するようにしましょう。
応募倍率について見ていきましょう。
前期募集は2022年度から3年間の間、定員を割っている年がほとんどありません。逆に募集人数を大きく上回る年もありませんので、積極的にチャレンジしましょう。後期募集は定員を割る年もありますが、山梨県高校入試は高校ごとに合格基準点が定められているので、定員割れでも油断せずに準備しましょう。
甲府工業高校の入試対策

甲府工業高校の合格点は255点~280点です。学科や年度によって合格点は上下しますので、高校入学後のことを考えて各学科の合格点の10~20点以上は安定して取れるように各教科の目標点を作成しましょう。
電子科目標作成参考例(文型科目特化型)
数学 | 英語 | 国語 | 理科 | 社会 |
45点 | 65点 | 70点 | 45点 | 65点 |
電子科目標作成参考例(理系科目特化型)
数学 | 英語 | 国語 | 理科 | 社会 |
65点 | 45点 | 60点 | 70点 | 50点 |
教科ごとの対策
では目標点毎にどういった対策をすれば良いかを見ていきます。
数学
50点以上目標
まずは大問1・2の小問集合の正答率を上げましょう。小問集合問題は、後半の空間図形や関数の問題と配点に大きな差はなく、ここだけで33点分取ることが可能です。大問1で重点的に対策すべき単元は、累乗を含む正負の数の加減乗除、文字式の加減乗除、根号の計算です。特に文字式の計算は、分子に項が2つ以上存在する分数式の通分問題が間違えやすいので注意しましょう。
大問2で重点的に対策すべき単元は、求角問題、作図、一次関数、確率、資料の整理などです。大問1とは違い、計算ミスをする問題というより知識を問う問題が多く出題されます。上記の単元の基礎を改めて復習しましょう。
70点以上目標
大問3・4では、一次関数や連立方程式の文章問題、式による説明などが出題されやすいです。最近の傾向では資料の整理や箱ひげ図が出題されやすくなっております。度数分布表や箱ひげ図の対策はしておくべきでしょう。出題単元が読みづらく、最も対策しづらい大問と言えます。対して、毎年大問5・6では関数と図形の問題が出題されることが多いです。数学で点数を稼ぎたい場合は、関数と図形の対策は必須になります。関数対策として一次関数・二次関数の図形・面積問題、図形の対策として、合同・相似の復習、体積や線分の比について理解を深めておきましょう。特に配点の高い合同・相似の証明は落としたくない問題ですので、優先的に対策しましょう。
英語
50点以上目標
山梨県高校入試の英語は、大問1~3がリスニング、大問4~5が長文と毎年同じ形式になっています。大問1~3のリスニングは毎年正答率が高く、必ず点数を取りたい問題です。普段から英語の音声を聞き、長文を自分でも読むことで、耳と口と目でリンクさせて慣れるようにしましょう。
長文では、並び替えや穴埋め問題も出題されます。特に大問4の長文は穴埋め問題や並び替え問題など、比較的に答えやすい設問が多いのが特徴です。基本の文法や単語・熟語を必ず復習しておきましょう。
文法や熟語を復習してから、200語ほどの取り組みやすい英語長文を多くこなし、速読と単語力を身につけましょう。
70点以上目標
大問5は本文の流れが頭に入っていないと解けません。中3の秋以降はひたすら長文演習を行い、400語以上の難しい長文を時間を計って解きましょう。また、英作文問題の対策として、日→英問題も対策しておきましょう。「文法の意味が分かる」のと「実際に文が書ける」のは大きな違いがあります。英作文で実際に使用する文法はそこまで多くないので、英作文で使いやすい文法を覚えて使い慣れた武器を用意しておくことが英作文のコツです。
国語
50点以上目標
配点の半数以上を占めるのが現代文の問題で、選択問題と記述問題で形成されています。国語は昔から本を読んでいて、活字に触れている時間が長いほど読解力が増します。しかし、公立入試問題であれば、ほとんどの答えは本文で記述されているので、読書量が足りていなくてもコツをつかむだけで解けるようになります。例えば、選択問題では消去法で答える方法を身に着けると誤答を選ぶことが減ります。記述の問題は一見難しそうですが、ほとんどの場合は本文の言葉を切り抜いて文章を作成します。塾や学校の先生から解法のコツを教えてもらい、その後はできるだけ多く演習をこなしましょう。
70点以上目標
上記の対策に加え、作文問題を先生に見てもらい、入試の作文のコツをつかみましょう。原稿用紙の正しい使い方や、文体の統一・誤字脱字・文法上の誤りがないか、具体的な経験が書かれているか、各段落で条件に従った内容で書かれているか、など、作文には添削される項目が決まっています。英作文や数学の説明問題もそうですが、自分で採点すると、本当は減点されるべき所に気づかないで正解としてしまうことがあります。
理科
50点以上目標
幅広く出題されるので全単元を満遍なく復習しておきましょう。その上で、近年の出題実績から頻出の単元を優先的に対策しましょう。直近4年間の山梨県高校入試の傾向では、運動と仕事、状態変化、化学変化と質量、前線と天気などが多く出題されています。
70点以上目標
正答率の高い暗記問題は正解できたとして、如何に正答率が低い計算問題が解けるかで差が付きます。運動と仕事量、化学反応の物質量、湿度、地震、電流と磁界、密度と濃度など、思考力が問われる問題は優先的に対策しましょう。多くの単元で思考力問題がありますが、出題パターンはほとんど決まっています。先生に相談して、頻出問題を多く対策しておきましょう。
社会
50点以上目標
地理・歴史・公民が均等に出題されますので、全範囲を満遍なく総おさらいしましょう。
資料をもとに問題が出題されることが多いので、教科書や資料集に掲載されている絵や写真、グラフなども合わせて記憶すると正答率が低い問題にも対応しやすくなります。
70点以上目標
地理の「資料の読み取り」「地域の特色の説明」、歴史の「歴史では同年代に起こった出来事」を問われる問題が多いので、年表を使いながら歴史の流れを把握しておきましょう。
地理や公民では、近年話題になった時事に関連した内容が出題されることがあります。中学生の間はテレビや新聞で社会的関心が高い事象も意識しておきましょう。
まとめ
甲府工業高校は県内の専門高校の中で最も偏差値が高い高校です。
合格を手にするためには一人ひとりに合った学習方法で対策を進めていく必要があります。勉強の難しい所は、課題がそれぞれ異なることです。計算ミスをしてしまったり、暗記が苦手だったり…。
また、教科ごとの対策でご紹介した通り、難関校を目指すのであれば、「国語の作文」「英作文」「数学の説明・証明」「理科・社会の記述問題」など、一人では対策が難しい内容もあります。
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