青洲高校に合格するために!偏差値や入試への対策方法を解説

著者小泉健人

最終更新日:2025-03-28

投稿日:2025-03-28

  • 山梨の高校情報

この記事の目次

こんにちは!山梨と東京で個別指導の学習塾を運営しているSEED進学会の小泉です。
この記事では、山梨県の市川三郷町にある青洲高校偏差値入試対策についてご紹介します。青洲高校は増穂商業・市川・峡南の3校を再編した新設校となっており、県内唯一の普通科・工業科・商業科が独立して設置されている専門性豊富な総合制高校です。令和2年に開校したばかりで、きれいな校舎やおしゃれなエントランスや図書室など魅力にあふれた人気の学校です。

青洲高校の偏差値と合格点の目安

偏差値

青洲高校は普通科、工業科、商業科があります。偏差値と合格点の目安は以下の通りです。

学科偏差値合格点
普通科49270
工業科41200
商業科41200
※上記の数字は、合格者の点数を基にしたB判定相当(合格率60%~80%)の点数となります。年度により変動しますので、目安としてご覧ください。

青洲高校の進路実績

進路先20232022
国公立2634
私立13591
短期大学1612
専門大学8273
就職4348

普通科は進学する割合が高く、国公立では山梨大学や静岡大学、長野大学などの県内や近郊の大学への合格実績があります。私立では全国幅広い合格実績がありますが、特にMARCHと呼ばれる大学群や、慶應義塾大学への合格者も輩出しております。
工業科や商業科では、短期大学や専門大学への進学や、県内への就職を選択する割合が高いです。

青洲高校の入試情報

前期募集選抜方法

条件A

普通科

学習成績が優良で普通科を志願する理由が適切であり、進路実現に向けて意欲的に取り組む生徒

工業科

工業関係の専門的知識や技能の習得に高い関心を持ち、進路実現に向けて意欲的に取り組む生徒

商業科

ビジネス活動に関する専門的知識や技術の習得に高い関心を持ち、進路実現に向けて意欲的に取り組む生徒

条件B

本校の学習に適応できる学力を有し、次の(1)(2)のいずれかに当てはまり、入学後もその活動を継続する強い意志がある生徒
(1)部活動について
(ア)中学校において次の体育的・文化的活動に継続的に取り組み、顕著な成績をおさめた生徒、または優れた能力と適性を有する生徒
野球(男),バスケットボール(男),バレーボール(女),合唱
(イ)中学校において上記以外の体育的・文化的活動に継続的に取り組み、顕著な成績をおさめた生徒
(2)生徒会活動等について
生徒会長または副会長としてリーダーシップを発揮した生徒、あるいはボランティア活動や地域貢献活動に継続的かつ主体的に取り組んだ生徒

面接

実施のねらい

本校を希望する動機、適性・興味・関心、学習意欲、将来の希望、社会に対する関心を確認する。

実施形態等

個別面接:10~15分程度

検査内容

特色適性検査

時間:50分 
検査内容:条件Aについては各科によって異なる。
     条件Bについては各科とも共通問題とする。

特技

出願の条件Bで志願した者を対象とし、「活動実績報告書」等により審査する。

条件A

調査表面接所見特色検査特技
5020525

条件B

調査表面接所見特色検査特技
302051530

後期募集選抜方法

学力検査

検査日:2025年3月5日(水)

選抜方法

  • 調査書の記録及び学力検査または追検査の成績を総合判定し、選抜する。
  • 判定に当たっては、調査書の記録と学力検査または追検査の成績を同等に扱う。

応募倍率

2025年募集人数

普通科

募集人数:140
前期枠:30%以内

工業科

募集人数:60
前期枠:40%以内

商業科

募集人数:70
前期枠:40%以内

前期募集

学科202420232022
普通科1.001.021.00
工業科1.001.291.08
商業科1.231.251.18

後期募集

学科202420232022
普通科1.101.171.10
工業科1.130.971.17
商業科1.291.101.14

参考:https://www.seishu.kai.ed.jp/zenkibosyu/?doing_wp_cron=1742998088.0378990173339843750000

以上が入試の詳細となります。
前期試験では条件Aが学業における成績優良者の選抜方式、条件Bがスポーツや芸術における成績優良者の選抜方式となってます。
なお、条件Bにおける対象の部活動は、野球部(男),バスケットボール部(男),バレーボール部(女),合唱部となります。

応募倍率について見ていきましょう。

前期募集、後期募集ともに2022年度から3年間の間、定員を割っている年がほとんどありません。逆に募集人数を大きく上回る年もありませんので、積極的にチャレンジしましょう。定員を割っていないので、少なくとも前述の合格点より10~20点高い点数を取れるように準備しておきましょう。

青洲高校の入試対策

高校入試

普通科の合格点は270点、工業科・商業科の合格点は200点です。年度によって合格点は上下しますので、高校入学後のことを考えて普通科は290点、工業科・商業科は220点は取れるように各教科の目標点を作成しましょう。

普通科目標作成参考例(文型科目特化型)

数学英語国語理科社会
45点65点70点45点65点

普通科目標作成参考例(理系科目特化型)

数学英語国語理科社会
65点45点60点70点50点

教科ごとの対策

では目標点毎にどういった対策をすれば良いかを見ていきます。

数学

50点以上目標

まずは大問1・2の小問集合の正答率を上げましょう。小問集合問題は、後半の空間図形や関数の問題と配点に大きな差はなく、ここだけで33点分取ることが可能です。大問1で重点的に対策すべき単元は、累乗を含む正負の数の加減乗除、文字式の加減乗除、根号の計算です。特に文字式の計算は、分子に項が2つ以上存在する分数式の通分問題が間違えやすいので注意しましょう。

大問2で重点的に対策すべき単元は、求角問題、作図、一次関数、確率、資料の整理などです。大問1とは違い、計算ミスをする問題というより知識を問う問題が多く出題されます。上記の単元の基礎を改めて復習しましょう。

70点以上目標

大問3・4では、一次関数や連立方程式の文章問題、式による説明などが出題されやすいです。最近の傾向では資料の整理や箱ひげ図が出題されやすくなっております。度数分布表や箱ひげ図の対策はしておくべきでしょう。出題単元が読みづらく、最も対策しづらい大問と言えます。対して、毎年大問5・6では関数と図形の問題が出題されることが多いです。数学で点数を稼ぎたい場合は、関数と図形の対策は必須になります。関数対策として一次関数・二次関数の図形・面積問題、図形の対策として、合同・相似の復習、体積や線分の比について理解を深めておきましょう。特に配点の高い合同・相似の証明は落としたくない問題ですので、優先的に対策しましょう。

英語

50点以上目標

山梨県高校入試の英語は、大問1~3がリスニング、大問4~5が長文と毎年同じ形式になっています。大問1~3のリスニングは毎年正答率が高く、必ず点数を取りたい問題です。普段から英語の音声を聞き、長文を自分でも読むことで、耳と口と目でリンクさせて慣れるようにしましょう。
長文では、並び替えや穴埋め問題も出題されます。特に大問4の長文は穴埋め問題や並び替え問題など、比較的に答えやすい設問が多いのが特徴です。基本の文法や単語・熟語を必ず復習しておきましょう。
文法や熟語を復習してから、200語ほどの取り組みやすい英語長文を多くこなし、速読と単語力を身につけましょう。

70点以上目標

大問5は本文の流れが頭に入っていないと解けません。中3の秋以降はひたすら長文演習を行い、400語以上の難しい長文を時間を計って解きましょう。また、英作文問題の対策として、日→英問題も対策しておきましょう。「文法の意味が分かる」のと「実際に文が書ける」のは大きな違いがあります。英作文で実際に使用する文法はそこまで多くないので、英作文で使いやすい文法を覚えて使い慣れた武器を用意しておくことが英作文のコツです。

国語

50点以上目標

配点の半数以上を占めるのが現代文の問題で、選択問題と記述問題で形成されています。国語は昔から本を読んでいて、活字に触れている時間が長いほど読解力が増します。しかし、公立入試問題であれば、ほとんどの答えは本文で記述されているので、読書量が足りていなくてもコツをつかむだけで解けるようになります。例えば、選択問題では消去法で答える方法を身に着けると誤答を選ぶことが減ります。記述の問題は一見難しそうですが、ほとんどの場合は本文の言葉を切り抜いて文章を作成します。塾や学校の先生から解法のコツを教えてもらい、その後はできるだけ多く演習をこなしましょう。

70点以上目標

上記の対策に加え、作文問題を先生に見てもらい、入試の作文のコツをつかみましょう。原稿用紙の正しい使い方や、文体の統一・誤字脱字・文法上の誤りがないか、具体的な経験が書かれているか、各段落で条件に従った内容で書かれているか、など、作文には添削される項目が決まっています。英作文や数学の説明問題もそうですが、自分で採点すると、本当は減点されるべき所に気づかないで正解としてしまうことがあります。

理科

50点以上目標

幅広く出題されるので全単元を満遍なく復習しておきましょう。その上で、近年の出題実績から頻出の単元を優先的に対策しましょう。直近4年間の山梨県高校入試の傾向では、運動と仕事、状態変化、化学変化と質量、前線と天気などが多く出題されています。

70点以上目標

正答率の高い暗記問題は正解できたとして、如何に正答率が低い計算問題が解けるかで差が付きます。運動と仕事量、化学反応の物質量、湿度、地震、電流と磁界、密度と濃度など、思考力が問われる問題は優先的に対策しましょう。多くの単元で思考力問題がありますが、出題パターンはほとんど決まっています。先生に相談して、頻出問題を多く対策しておきましょう。

社会

50点以上目標

地理・歴史・公民が均等に出題されますので、全範囲を満遍なく総おさらいしましょう。
資料をもとに問題が出題されることが多いので、教科書や資料集に掲載されている絵や写真、グラフなども合わせて記憶すると正答率が低い問題にも対応しやすくなります。

70点以上目標

地理の「資料の読み取り」「地域の特色の説明」、歴史の「歴史では同年代に起こった出来事」を問われる問題が多いので、年表を使いながら歴史の流れを把握しておきましょう。
地理や公民では、近年話題になった時事に関連した内容が出題されることがあります。中学生の間はテレビや新聞で社会的関心が高い事象も意識しておきましょう。

まとめ

青洲高校は県内でも人気の高い高校です。
合格を手にするためには一人ひとりに合った学習方法で対策を進めていく必要があります。勉強の難しい所は、課題がそれぞれ異なることです。計算ミスをしてしまったり、暗記が苦手だったり…。
また、教科ごとの対策でご紹介した通り、難関校を目指すのであれば、「国語の作文」「英作文」「数学の説明・証明」「理科・社会の記述問題」など、一人では対策が難しい内容もあります。

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SEED進学会は、山梨県の個別指導の学習塾です。地域に密着して16年のノウハウを活かし、普段の指導から一人ひとりの課題に向き合っております。
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この記事を書いた人

小泉健人

SEED進学会西八王子校の教室長。大学生のころから教育に携わり続けて 14 年。現在も教育の最前線で教鞭をとっており、日々生徒と向き合い続けております。今までの経験から培った受験情報や学習方法を発信しておりますので、少しでもお子様の勉強にお悩みの皆様のお力になれたら幸いです。

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