甲府南高校に合格するために!偏差値や入試情報、対策方法を解説
目次
▶特色 ▶入試情報 ▶まとめ |
特色
参照:http://www.nishi.kai.ed.jp/schoolinfo/enkaku/
基本情報
・所在地
甲府市 中小河原町 222
・交通・アクセス
甲斐住吉駅・徒歩10分
・公式サイト
https://www.kofuminami-h.ed.jp/
甲府南高校の特徴といえば県内最難関の理数科をはじめとする屈指の進学校です。
文部科学省より「スーパーサイエンスハイスクール」の指定校にも認定されいる理系の最高峰の学校となります。
進路実績
国公立 | 私立 | 大学校 | 短期大学 | 専門大学 | 就職 | |
2023年度 | 151 | 371 | 1 | 6 | 8 | 0 |
2022年度 | 155 | 492 | 4 | 9 | 13 | 0 |
2021年度 | 142 | 426 | 1 | 6 | 13 | 2 |
どの年度を見ても150名近くの国公立大学の合格、400名近くの私立大学の合格実績を持っています。
国公立大学につきましては地元山梨の大学(山梨大学、山梨県立大学、都留文科大学)の進学が強く、私立大学につきましては首都圏を中心に幅広い進学実績を持っておりました。毎年、東京大学や早稲田大学、慶應義塾大学といった難関大学への合格実績もありました。
入試情報
入試基本情報
■前期募集選抜方法
①出願の条件
高い志と強い意志を持ってひたむきに努力できる生徒で、次のいずれかに該当する者
条件A 学習成績が優秀であるとともに、特に数学や理科の成績が優れている者
条件B 学習成績が優秀であるとともに、科学、文化、スポーツ等に関する活動や、
生徒会活動、ボランティア活動で顕著な実績があり、
今後も積極的に継続していこうとする意志がある者
②面接
実施のねらい | 実施形態等 | 検査時間 |
本校を志望する理由と入学後の抱負、学習意欲、将来の志、一般社会常識等に関して自分の考えを表現できるかを確認する。 | 個別面接 (または集団面接) |
10分程度 (集団面接の場合は20分程度) |
③検査内容
検査方法 | 検査内容 | ||
特色適性検査 | 普通科 | 【時間】60分程度 | 【特記事項】
英語による出題が課される場合があり |
理数科 | 【時間】90分程度 | ||
特技 | 全学年共通 | 活動実績報告書及び添付書類による書類審査(条件B) |
学科 | 区分 | 調査書 | 面接 | 所見 | 特色検査 | 特技 |
普通科 | 条件A | 50 | 10 | 5 | 35 | ー |
条件B | 40 | 20 | 5 | 15 | 20 | |
理数科 | 条件A | 50 | 5 | 5 | 40 | ー |
条件B | 40 | 5 | 5 | 40 | 10 |
■後期募集選抜方法
①学力検査
検査日:2025年3月5日(水)
②選抜方法
1.調査書の記録及び学力検査または追検査の成績を総合判定し、選抜する。
※理数科は理科と数学の配点が1.2倍に傾斜配点
2.判定に当たっては、調査書の記録と学力検査または追検査の成績を同等に扱う。
応募倍率
普通科 | 理数科 | |||
前期 | 後期 | 前期 | 後期 | |
2024年度 | 1.39 | 1.09 | 1.50 | 1.25 |
2023年度 | 1.18 | 1.01 | 1.50 | 1.36 |
2022年度 | 1.15 | 0.94 | 1.75 | 1.46 |
2025年度募集人数 | 普通科 | 理数科 | ||
募集人数 | 前期枠 | 募集人数 | 前期枠 | |
175 | 15%以内 | 40 | 30%以内 |
参考:http://www.kofuminami-h.ed.jp/examination-info/?doing_wp_cron=1730287311.2699999809265136718750
以上が入試の詳細となります。
前期試験では条件Aが学業における成績優良者の選抜方式、条件Bがスポーツや芸術における成績優良者の選抜方式となってます。
応募倍率について見ていきましょう。
普通科は2019年度までは定員を下回る年が多かったですが、2020年度以降増加傾向にあります。応募数が増えれば合格基準点も上がる可能性が高いので、例年の合格点より高い点数を目標にしましょう。
対して理数科は、2017年の後期倍率1.93倍、2019年度の後期倍率1.89倍という数値から比べると年々減少傾向にあります。しかし、定員を下回る年はほとんどなく、合格点も例年と同じ数値になることが予想されます。特に理数科は数学と理科の入試の点数が1.2倍に傾斜配点されますので、自分の得意科目を考慮して判断しましょう。
偏差値と合格点
偏差値 | 合格点 | |
普通科 | 60 | 380点※ |
理数科 | 71 | 450点※ |
※合格者の点数を基にしたB判定相当(合格率60%~80%)の点数となります。
年度により変動しますので、目安としてご覧ください。
入試対策方法
普通科
普通科の合格点は380点です。
年度によって合格点は上下しますので、高校入学後のことを考えて5科目合計で400点取れるように各教科の目標点を作成しましょう。
基準は全教科80点です。
目標作成参考例(文型科目特化型)
数学 | 英語 | 国語 | 理科 | 社会 |
70点 | 90点 | 85点 | 70点 | 85点 |
目標作成参考例(理系科目特化型)
数学 | 英語 | 国語 | 理科 | 社会 |
90点 | 75点 | 80点 | 85点 | 70点 |
理数科
理数科の合格点は450点です。年度によって合格点は上下しますので、高校入学後のことを考えて5科目合計で475点を目標にしましょう。1教科平均95点となりますので、苦手な科目でも90点以上は必要になります。すべての科目で高得点を求められるので、得意科目を伸ばす学習も大事ですが、なにより苦手科目を克服する学習が大事になります。
特に数学と理科は1.2倍の傾斜配点がありますので、対策により多くの時間を割きましょう。
教科ごとの対策
では目標点毎にどういった対策をすれば良いかを見ていきます。
数学
80点以上目標
まずは大問1・2の小問集合の正答率を上げましょう。小問集合問題は、後半の空間図形や関数の問題と配点がほとんど変わりません。80点以上取るためには、ここの正答率をできるだけ100%に近づけましょう。
基礎の復習が完璧になったら、連立方程式・関数の文章問題、規則性の問題、平面・空間図形の基礎をおさらいしましょう。大問3以降で頻繁に出題される範囲です。大問5・6の最終問題は正答率が5%を下回る難問が出題される場合がありますので、無理に解こうとせず、その分の時間を見直しに使うようにしましょう。
90点以上目標
毎年、大問5・6では関数と空間図形の問題が出題されることが多いです。高得点を取るためには、一次関数・二次関数の図形、面積問題を多く対策しておきましょう。また、空間図形・平面図形の対策として、合同・相似の復習、体積や線分の比について理解を深めておきましょう。
英語
80点以上目標
山梨県高校入試の英語は、大問1~3がリスニング、大問4~5が長文と毎年同じ形式になっています。大問1~3のリスニングは毎年正答率が高く、進学校を狙う場合は落とせない問題です。普段から英語の音声を聞き、長文を自分でも読むことで、耳と口と目でリンクさせて慣れるようにしましょう。
また、大問4の長文は穴埋め問題や並び替え問題など、比較的に答えやすい設問が多いのが特徴です。200語ほどの取り組みやすい英語長文を多くこなし、速読と単語力を身につけましょう。
90点以上目標
大問5は本文の流れが頭に入っていないと解けません。中3の秋以降はひたすら長文演習を行い、400語以上の難しい長文を時間を計って解きましょう。また、英作文問題の対策として、日→英問題も対策しておきましょう。「文法の意味が分かる」のと「実際に文が書ける」のは大きな違いがあります。英作文で実際に使用する文法はそこまで多くないので、英作文で使いやすい文法を覚えて使い慣れた武器を用意しておくことが英作文のコツです。
国語
80点以上目標
配点の半数以上を占めるのが現代文の問題で、選択問題と記述問題で形成されています。国語は昔から本を読んでいて、活字に触れている時間が長いほど読解力が増します。しかし、公立入試問題であれば、ほとんどの答えは本文で記述されているので、読書量が足りていなくてもコツをつかむだけで解けるようになります。例えば、選択問題では消去法で答える方法を身に着けると誤答を選ぶことが減ります。記述の問題は一見難しそうですが、ほとんどの場合は本文の言葉を切り抜いて文章を作成します。塾や学校の先生から解法のコツを教えてもらい、その後はできるだけ多く演習をこなしましょう。
90点以上目標
上記の対策に加え、作文問題を先生に見てもらい、入試の作文のコツをつかみましょう。原稿用紙の正しい使い方や、文体の統一・誤字脱字・文法上の誤りがないか、具体的な経験が書かれているか、各段落で条件に従った内容で書かれているか、など、作文には添削される項目が決まっています。英作文や数学の説明問題もそうですが、自分で採点すると、本当は減点されるべき所に気づかないで正解としてしまうことがあります。
理科
80点以上目標
80点以上の高得点を狙う場合、苦手な単元を残すことは厳禁です。全単元を満遍なく復習しておきましょう。その上で、近年の出題実績から頻出の単元を優先的に対策しましょう。直近4年間の山梨県高校入試の傾向では、運動と仕事、状態変化、化学変化と質量、前線と天気などが多く出題されています。
90点以上目標
正答率の高い暗記問題は正解できたとして、如何に計算問題が解けるかで差が付きます。運動と仕事量、化学反応の物質量、湿度、地震、電流と磁界、密度と濃度など、思考力が問われる問題は優先的に対策しましょう。多くの単元で思考力問題がありますが、出題パターンはほとんど決まっています。先生に相談して、頻出問題を多く対策しておきましょう。
社会
80点以上目標
地理・歴史・公民が均等に出題されます。全範囲を満遍なく総おさらいしましょう。
資料をもとに問題が出題されることが多いので、教科書や資料集に掲載されている絵や写真、グラフなども合わせて記憶すると入試問題に対応しやすくなります。
90点以上目標
地理の「資料の読み取り」「地域の特色の説明」、歴史の「歴史では同年代に起こった出来事を問われる問題が多いので、年表を使いながら歴史の流れを把握しておきましょう。
地理や公民では、近年話題になった時事に関連した内容が出題されることがあります。中学生の間はテレビや新聞で社会的関心が高い事象も意識しておきましょう。
まとめ
甲府南高校は県下有数の進学校です。
理数科を志望する場合はもちろんですが、普通科を志望する場合も、一人ひとりに合った学習方法で対策を進めていく必要があります。勉強の難しい所は、課題がそれぞれ異なることです。計算ミスをしてしまったり、暗記が苦手だったり…。
また、教科ごとの対策でご紹介した通り、難関校を目指すのであれば、「国語の作文」「英作文」「数学の説明・証明」「理科・社会の記述問題」など、一人では対策が難しい内容もあります。
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SEED進学会では、地域に密着して16年のノウハウを活かし、普段の指導から一人ひとりの課題に向き合っております。
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